トリドールの株価は買いなのか?
2019年8月16日(金)本日三菱UFJモルガンスタンレー証券から目標株価1900円と発表されました。
その影響もあってか、本日の株価は以下のようになりました。
2219円(前日比:175円)
率にして−7.3%です。
うーん、これは大きい。
トリドールは、下がる銘柄なのか、そこを調べてみたいと思います。
注:トリドールホールディングスは2020年3月31日を基準日として1→2の株式分割を行っています。
そのため、上記はいまの株価では1109円として見ていただければと思います。
■業績について
トリドールホールディングスは、焼き鳥店(とりどーる)が発祥で、そこから丸亀製麺と展開、それがヒットしいまや丸亀製麺中心とした飲食メーカーです。
業績は以下のとおりです。
売上 | 営業利益 | |
---|---|---|
17年3月度 | 1018億円 | 86億円 |
18年3月度 | 1165億円 | 76億円 |
19年3月度 | 1450億円 | 23億円 |
19年度3月決算にて営業利益は大幅に下がりました。
店舗数は拡大しているものの、原材料高騰で利益が下がっているように思います。
海外展開も積極的に行われています。
2019年3月度決算によると
アメリカ、ロシア、イギリス、イタリアと欧米、カンボジア、台湾、韓国とアジアも展開しています。
この積極性すさまじいですね。
飲食業界は新規店舗を増やさないと業績が頭打ちしやすいので、この積極性は評価する点ではないでしょうか。
■株価から見る情報(2019年8月16日)
PER :36.5%
PBR :2.78倍
配当利回り:0.56%
PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)を見ると割高という感じがしますね。
ただ、貸借倍率が0.56倍です。
貸借倍率は、信用買いと信用売りの状況を倍率で表したもので、
1倍を切ると、信用売りが多い状況になります。
つまり、先に売って、安くなったら買う取引の数が多いので、今後株式が上昇する可能性があります。
また、ボリンジャーバンドは−3σより下げ、またRSI値(相対力指数)も20を切りました。
ボリンジャーバンドとRSI値を見ると、来週は株価が反発すると思いますが、その力がどのくらいなのかは未知数です。
■結論
・株価は割高感があり、また証券会社のレーティングが下げの判断によって長期的には下落する可能性あり。
・ただ、直近の指数を見ると上がる可能性はある。
・利回りは良くないので、配当や優待目当てで購入する人は要検討すべき。