コメ兵のいろは
本日は2連投です。
先程コメ兵の株価について書きましたが、そもそもコメ兵ってどんな会社?とあまり伝えれていないと思ったので、続けた書きたいと思います。
(注:私はコメ兵の社員でも関係者でもありません。悪しからず)
■コメ兵について
実は、株価の情報以外に、新卒情報というのはとても参考にしています。
転職サイトではなく、新卒サイトです。
なぜなら、そこの情報は学生さんが見るためのサイトにしていますので、とてもわかりやすいんです。
欠点としては情報が少ないところですが、それは決算情報などで補えます。
まずはリクナビさんのサイトから参考にしています。
ここからの情報ですと、コメ兵の使命として
『モノは人から人へ伝承(リレー)され、有効に活用(ユース)されてこそ、その使命を全うする』
これが、コメ兵のリレーユース(リユース事業)の考えだそうです。
売上は396億円(2018年3月期)(単独)
2019年3月実績(単独)は444億円なので48億円ほど売上が伸びていますね。
学生さんはこれを知らずに入社すると意外と売上が伸びていることにびっくりするのでは?
リクナビには営業利益が記載されていませんので、決算情報からまとめてみました。
2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
---|---|---|---|
売上高 | 401億円 | 455億円 | 509億円 |
営業利益 | 8億円 | 16億円 | 19億円 |
*連結決算の売上および営業利益
2017年は、事業拡大への投資のため、CFも大幅マイナスとなっています。
*決算報告書がとてもわかりやすかったです。
http://pdf.irpocket.com/C2780/iQkZ/C8sZ/gQY0.pdf
このときの19年実績は439億円が目標だったので、達成できていることがわかります。
■売上の中身
・コメ兵はファッション・ブランドがメインですが、それ以外にもタイヤ・ホイール事業も展開しております。
それ以外にもネットへの展開は積極的です。
【公式】コメ兵オンラインストア|中古品の通販ならKOMEHYO
また、2019年度からAIを用いて鑑定する、AI真贋の開発を進めているとの発表がありました。
これですよ!! まだ入り口段階だと思いますが、たくさんの情報を収集していくことで、他社と比べて、最速で、しかも正確に鑑定することができれば、待ち時間を大幅に軽減することができるのではないでしょうか。(あくまで筆者のイメージですが)
このように、新しいビジネスを展開し差別性を見出すことができればコメ兵は中古市場でも大きなポジションに立つ可能性が出てくると思います。
■古物法改定による影響
また、2018年度には古物法が改定されました
上記サイトがとてもわかりやすくまとめてくれています。
そのおかげで、コメダ珈琲とタイアップして以下のようなイベントをオープンしています。
これ、すごいな〜と個人的に思ったことがあります。
それは、コメダ珈琲もコメ兵もともに名古屋から始まった会社で、なんと関東に進出できているんです。
私は今名古屋に住んでいるので、これは応援するしかない!と思いました。
*コメダ珈琲さんについてはまた後日書きます。
コメダ珈琲さんは先日全国展開を達成しております。
「ついでに査定」という方法が定着すれば、より中古品の流れが良くなるかもしれませんね。
アマゾンで買い取り依頼をするよりは、コメダ珈琲に行って、ついでにコメ兵にみてもらおう。といった流れができればすごくいいかもしれませんね。
■まとめ
・中古市場はネット市場の急拡大により競合他社が乱立している状況。
・コメ兵は新規出店やネット市場にも積極的に展開している。
・ただ、直近の業績は悪化しているとの情報もあるが、ブランドリユース業界一位の底力を期待しています。