日産自動車株は買いなのか
19年の年末速報として話題になったのは
・日ハム 斎藤佑樹 結婚
それ以上に
このニュースに年末年始持っていかれました。
テスラのCEOである、イーロンマスクがオヤジギャグをかますなどゴーンさんの動きは
国内外問わず話題となりました。
カルロス・ゴーンはいまや世間を騒がす人となりましたが、そもそもゴーンさんのいた日産の状況はどうでしょうか。どうなりましたでしょうか。
ということで、今の日産の業績および株価を見てみました。
■結論
業績・・・かなり悪化
株価・・・もちろん悪化(下落トレンド)
*2020年7月11日追記
まさか、ここまで赤字となるとは、、、予想はしていましたがここまで悪化するのは予想以上でした。また、今期の売上は10兆を下回る予想となっておりますので今回の悪化は一時的な影響でもないことが間違いないです・・・
うーん、ゴーンさんが長居したせいで、なったのか、それともゴーンさんがいなくなったから悪くなったのか。
これから今後の動きも含め考察に入っていきたいと思います。
①2018年は下落傾向もそこまでひどくなかった。
2018年の新車販売台数NO1は日産NOTEです。
2019年はホンダのNーBOXとなりましたが、日本での新車販売1位は評価としては高いと思います。
では、なぜ下がり続けているのかは②の業績が明白ですね。
②直近の業績
19年3月実績について
売上 :115,000億円
営業利益:5470億円
営業利益率が約2%ですね。
車業界としては、5%以上は欲しいと思います。
(トヨタや、スバル、スズキは7%近くありますし・・・)
ルノー日産三菱アライアンスで年間生産台数1000万台をめざしてるというニュースもありましたが、利益率が低ければ儲けが少ないため、この部分の改善は必要とされます。
③電動化の取り組み
ただ、電動化の取り組みはいいのではないかと思います。
電気自動車のリーフ、三菱と資本提携によりアウトランダーPHEVの電動化のノウハウをさらに取り入れることができると思います。
ただ・・・このノウハウの取り入れが難しくて、日産と三菱のお互いのいい部分を活かし、さらなる高次元の領域にいけるのかが気になりますね。
できていない企業を色々聞いていますので、ここがうまく行けばEV化の波に乗れると思います。
三菱との提携によるメリットは、東南アジア圏など、日産が弱く、三菱が強いチャネルをもつことができる部分がかなり効果的になるのではないかと思います。
■まとめ
・トップの交代や、引き抜き(COOが日本電産に行く)など社内が混乱している状況のため、しばらく下がると思います。
→逆に悪材料出尽くしとなればそうとは限りませんが、底打ちはもう少し先だと思います。
・ただ、カリスマ経営者によりV時回復をした歴史がありますので、また別のカリスマ経営者が来るかもしれません。
・あるいは、このまま悪化するのか・・・
(赤字になるとかなり怖いですね)
個人的には日産の車は嫌いではないですし、スカイラインは好きなので残していって欲しいですが、
やはり、電動化のノウハウは強いと思いますので、なにかわくわくする革新的な車を作って欲しいですね。
*追記
日産はコロナウイルスにより、一部生産ラインが止まっています。
理由としては、中国からの部品供給が滞っていたからとのこと。
ただ、さらに大きいトヨタやホンダはそこまで大打撃ではないのはなぜでしょうか。
それは、ゴーンさんがやったとされる、複社購買から1社購買に変えたことが大きいのではと思います。
複社購買はそのとおり、1つの部品を複数の会社から仕入れることにより、万が一の供給不安を抑えることができる。
1社購買は、1つの部品を1社選定することにより、コストを大幅に下げることができるが、リスクとして万が一の供給不安に弱い。
今回の事象と照らし合わせると・・・。
ゴーンさんは、もしかしたらうまく逃げ切ったのかもしれませんね。
*5月6日追記
5月中旬に日産の本決算が発表予定です。
期末配当もなくなり、おそらく来年も配当はないと思います。
といいますか、本当に通期で赤字になりそうですね・・・
しばらく不調が続くと思いますので、様子見推奨です。
*7月12日追記
2019年度決算で、純利益ー6000億円以上とは・・・。
2020年度決算でないこの状況では、とても危険です。
今後の方針は日産HPの決算に記載されております。
投資する価値があるかどうかは、まずはこちらをご一読されたほうがいいと思います。