四季報のトピックスから素人がきままに分析する(ラクスル)
2020年夏号の四季報のトピックスから分析していきたいと思います。
今回は、ラクスルです。
トピックス
【一転赤字】【従量課金】
一転赤字は言葉は調べなくとも、黒字予定から一転して赤字に転落したということですね。
従量課金とは・・・使った分だけ、金払えというシステムのこと。
サブスクと呼ばれる定額性とは対義語です。
◎1つめの一転赤字ですが、こちらはコロナウイルスだと思いますね。
ラクスルはネットでの格安印刷サービスを提供しており、今回のコロナで色々とイベントが中止になったため、ニーズが一時的に冷え込んだことが要因であると思われます。
他には、ハコベルという運送事業も投資をしておりますので、この赤字がラクスルメインの事業ではカバーできない可能性が高い、ということでしょうか。
ただ、この会社の決算説明書に記載していますが、自己資本比率が36%と50%を割っておりますが、現預金が潤沢にあること、のれんがないことから財務健全性はしっかりPRしているので大きな心配はないように感じます。
◎2つ目の従量課金ですが、こちらは今回のコロナウイルスでは逆に弱いシステムだと思います。1つめの一転赤字と重なるトピックスですね。
これは印刷サービス事業上仕方がないところにもなりますが、競合他社のプリントパックとシェアを分け合っているレベルまで伸びていますので、今後もその強みを活かしてほしいですね。
*プリントパックとラクスルの比較サイトは他のサイトにも載っていますのでぜひ参考いただきお考えいただければと思います。
余談ですが、社外取締役はあのオリックスの立役者である宮内さんが勤めております。バックが強いですね!
ここのビジネスモデルはかゆいところに手が届く感じですごいです。思いつきそうで思いつかない発想を持っている会社は今後も期待できますね。